垢すり考

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とある教職の方から頂いたコメントに、テルマエに出て来る古代の垢すりの名前がラテン語の「ストリギリス」ではなく、「ストリジル」となっているのは何故でしょうというご質問がありました。

ご指摘通り、この古代の西洋垢すりのラテン語による正式名称はstrigilis、ギリシャ語ではξύστρα でございます。

私が「ストリジル」としてしまったのは、単に一巻を描いていた頃手元の資料がイタリア語、フランス語、英語のものだったのですが、そこに記載されている表記をそのまま使ってしまっただけで、別にこだわりや理由はございません。

ちなみにフランス語、英語では「ストリジル」、イタリア語では「ストリジレ、ストリリア」、スペイン・ポルトガル語では「エストリジル」。海外の文献で調べると、敢えてオリジナルのラテン語名で記述されていなかったりするわけですが、それぞれの言語に枝分かれして独自の呼び名になるくらいなのに現役として使われていないのが不思議です。
ウィキペディアでも国によってその使用方やルーツに関する記述が若干の相違点があるところをみると、やはり西洋の国ではもうかなりの長い年月、おそらく何世紀にも渡って真剣に誰も垢すりをしていないという背景が垣間見えます。

これ、本当に常々思っているのですけど、日本で商品化されたら結構重要あるんじゃないでしょうかね?
青銅や鉄じゃなくて、なんかこう、もっとシリコンみたいな肌に優しい素材で、色もカラフルにして・・・お子様用にはキティちゃんとかリラックマとかキャラクターくっつけて・・・

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by dersuebeppi | 2011-10-18 23:35

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