文芸春秋

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10日発売の文芸春秋9月号に私の文が出ております。
「風呂と夫とローマとわたし」
というタイトルです。

文芸春秋は1980年代から1990年代半ばまで、私がフィレンツェで極貧の貧乏画学生をしていたころ、もっとも激しく読み込んでいた雑誌です。
なぜだかこれだけが、どういうルートからなのか確実に私の手元に入ってくる唯一の雑誌であった為、恐らく当時日本では私と同じ世代の女子達がWithだのMoreだの心ときめかせながら読んでいた時期に、私は同じくらいの熱心さでこの分厚い雑誌を読み込んでいたのでした。
最初の方にある「日本の顔」というグラビアから最後の蓋棺録に至るまで、全ての広告も隈なく目を通していた私。
「山の上ホテル」の広告っていつから出ているのかしりませんが、これは帰国した時に思わず友達を誘って泊りに行ったくらいです。

とにかく日本から遠く離れた場所で当時の日本の経済状況とは冗談みたいにかけ離れた生活を強いられていた私にとって、この「文芸春秋」という、ワイシャツの下にランニングを着込む日本のおっさん臭がほんのりと放出されていたこの雑誌は、「実存する祖国の証拠」みたいな意味をなしていたわけです。

そんな雑誌にわたしの文が載るなんて・・・
一生大切に取って置こうと思います。

どうぞみなさんも読んでみてください!
(イタリア人の夫がテルマエの創作にどれだけ影響しているかなどを書いております)
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by dersuebeppi | 2010-08-09 22:38