ご無沙汰しております。
更新をずっと怠っておりました。
申し訳ございませんでした。
シカゴに戻ってきてから時差が全く治りません。
正午に徹夜明けみたいな睡魔が来て、16時に爽やかな目覚め。午前0時ごろ無理矢理寝てみるも、2時間後には爽快な目覚め。早く元通りにならないだろうか・・・
シカゴからパリへ経ったのが3月半ば、パリでの書籍イベント&テルマエ・ロマエ仏版のプロモート活動を経て、日本へ到着・・・ シカゴを開けていたのは2カ月弱。
それにしても怒涛の、まさにドトウの春でした。
テルマエの映画のプロモの為に奔走しまくり、原稿もこなし。でもそれだけで貴重な日本滞在を決して終えたくないという意地で無理矢理楽しい事も詰め込み。沢山の素敵な人に出会い、午前様は日常化し。
人間ってやれば一日を2倍くらい引き延ばした感覚で過ごせるじゃないの!? などと良い気になった代償が毎日の睡眠3時間。だけど健康です。睡眠不足の原因が良質の高揚感だと、生理的なダメージには結びつかないのかもしれません。
映画の方も順調な様で何よりです。
私はローマでのロケ初日から撮影現場を見ていますが、テルマエの映画化を思いついたプロデューサーのIさんが、いつも濡れた仔犬のような目で「お金が足りないかもしれない、売れなかったらどうしよう・・」と両腕で自分を抱きしめながら不安がっていた姿が鮮明に脳裏に刻印されており、そんな彼が今回満面の笑みになっているのを見て、心底から安心することができました。
そりゃそうですよ、こんなヘンな漫画を映画化にするだなんて、相当な冒険ですからね。
とにかく良かった。
やはり阿部さんをはじめとするキャストのみなさん、監督、制作スタッフ、全ての方が渾身で頑張って下さったその結果なのだと思っております。特に阿部さんは、とんでもないシーンばっかり、本当に良くやって下さった。感謝の念に付きません。
5月13日には今回のヒットに関する記者会見があるそうですが、そこでちょっとびっくりなニュースもあるはずです。
私は少なくともビックリしました。
エンターテイメントの力って本当に強力ですね。
さて、そんな混乱の日々の最中に私のブログ本が2冊刊行されました。
一冊は「リスボン日記」(テルマエは一日にしてならず)

これは私が2004年に日本を離れ、漫画家友達の松田洋子さんに誘われたMixiで綴る日記に遡り、テルマエを書くまでの、シリアやイタリアやポルトガルに暮らしてた当時のものをまとめたものです。
ブログで読むのと、一冊になったものを読むとではこんなに様子が変わるのですね・・・
バチカンの一騒動とか、本当に色んな事があったよな・・・と感慨深くなる一冊。怒涛の暮らしが決して今だけじゃない事が把握できる一冊。よろしかったら是非お読みください!
もう一冊は「テルマエ戦記」。

こちらは「リスボン日記」から引き続き、テルマエの原稿を出版社に持ち込んだあたりから、現在の台風の渦中に巻き込まれるまでのさらなる怒涛の過程が纏められています。
テルマエのプロトタイプとなるセリフ無しの古代ローマ漫画「Victoria」もこちらに収録されています。これは自分的にとっても自信作なので、宜しかったら是非!
更新をずっと怠っておりました。
申し訳ございませんでした。
シカゴに戻ってきてから時差が全く治りません。
正午に徹夜明けみたいな睡魔が来て、16時に爽やかな目覚め。午前0時ごろ無理矢理寝てみるも、2時間後には爽快な目覚め。早く元通りにならないだろうか・・・
シカゴからパリへ経ったのが3月半ば、パリでの書籍イベント&テルマエ・ロマエ仏版のプロモート活動を経て、日本へ到着・・・ シカゴを開けていたのは2カ月弱。
それにしても怒涛の、まさにドトウの春でした。
テルマエの映画のプロモの為に奔走しまくり、原稿もこなし。でもそれだけで貴重な日本滞在を決して終えたくないという意地で無理矢理楽しい事も詰め込み。沢山の素敵な人に出会い、午前様は日常化し。
人間ってやれば一日を2倍くらい引き延ばした感覚で過ごせるじゃないの!? などと良い気になった代償が毎日の睡眠3時間。だけど健康です。睡眠不足の原因が良質の高揚感だと、生理的なダメージには結びつかないのかもしれません。
映画の方も順調な様で何よりです。
私はローマでのロケ初日から撮影現場を見ていますが、テルマエの映画化を思いついたプロデューサーのIさんが、いつも濡れた仔犬のような目で「お金が足りないかもしれない、売れなかったらどうしよう・・」と両腕で自分を抱きしめながら不安がっていた姿が鮮明に脳裏に刻印されており、そんな彼が今回満面の笑みになっているのを見て、心底から安心することができました。
そりゃそうですよ、こんなヘンな漫画を映画化にするだなんて、相当な冒険ですからね。
とにかく良かった。
やはり阿部さんをはじめとするキャストのみなさん、監督、制作スタッフ、全ての方が渾身で頑張って下さったその結果なのだと思っております。特に阿部さんは、とんでもないシーンばっかり、本当に良くやって下さった。感謝の念に付きません。
5月13日には今回のヒットに関する記者会見があるそうですが、そこでちょっとびっくりなニュースもあるはずです。
私は少なくともビックリしました。
エンターテイメントの力って本当に強力ですね。
さて、そんな混乱の日々の最中に私のブログ本が2冊刊行されました。
一冊は「リスボン日記」(テルマエは一日にしてならず)

これは私が2004年に日本を離れ、漫画家友達の松田洋子さんに誘われたMixiで綴る日記に遡り、テルマエを書くまでの、シリアやイタリアやポルトガルに暮らしてた当時のものをまとめたものです。
ブログで読むのと、一冊になったものを読むとではこんなに様子が変わるのですね・・・
バチカンの一騒動とか、本当に色んな事があったよな・・・と感慨深くなる一冊。怒涛の暮らしが決して今だけじゃない事が把握できる一冊。よろしかったら是非お読みください!
もう一冊は「テルマエ戦記」。

こちらは「リスボン日記」から引き続き、テルマエの原稿を出版社に持ち込んだあたりから、現在の台風の渦中に巻き込まれるまでのさらなる怒涛の過程が纏められています。
テルマエのプロトタイプとなるセリフ無しの古代ローマ漫画「Victoria」もこちらに収録されています。これは自分的にとっても自信作なので、宜しかったら是非!

3月の半ばにパリで行われた国際書籍市「Salon du livre」。
毎年世界から招待国が選ばれるのですが、本年度は日本が東日本大震災に見舞われた事もあり、特別招待国としてヨーロッパでも評価が高い日本の現代文学や漫画をメインテーマとして大々的に取り上げる運びになったのでした。
そして日本から大江健三郎氏をはじめとする20名の小説家や詩人や絵本作家などが招待されたわけですが、(こちらに招待作家名簿があります)
漫画家としては萩尾望都さんとジャンポール・西さん、そして私。
子供の頃に憧れ過ぎて「11人いる!」をそっくりコピーしようとした私にとって、萩尾先生と一緒にこの由緒あるイベントに招待されたというのは本当に畏れ多く、そして感激極まり無い出来事なのでありました。

萩尾先生だけではありません。
大江健三郎さんの作品は貧乏イタリア暮らしの時に食べ物の変わりに脳味噌へのエネルギー補給源として貪るように読んでおりましたし、他の招待作家である島田雅彦さん、平野啓一郎さんあたりは現代の日本における若手の中でもデビュー時から注目していた方達です。
綿谷りささんもテルマエや私のエッセーを読んで下さっていており、痛く感激した次第。

まあ、そんなわけで興奮覚め止まぬパリでの5日間だったのですが、実は私にはこのイベントにおいて、招待客という立場で動く以外にもう一つの大きな役割がありました。
テルマエ・ロマエのフランス版が発売されるのに合わせてのプロモーションです。
毎日、雑誌とテレビで6社くらい、朝から晩まで「なんでこんな漫画を描こうとおもったのですか、その動機をお願いします」という質問を受けまくり、私は「フランスの皆さん、この漫画たくさん刷ったんで是非買って下さい」アピールを盛り込みながら受け答えをしていくわけです。

例えばここではラジオで延々私のテルマエ・ロマエについてが語られておりますし:
「ラジオ」
ここではCANAL+というテレビ番組でも紹介されております。
「テレビ」←こちらをクリック


(なぜかオヤジ層に人気のサイン会)
出版元がこの漫画を何とか売ろうと髪を振り乱して必死になっているその有り様を目の当たりにして、ただ黙って立って見ているわけには当然いきません。
なので、とにかく頑張って働きました。
朝から晩まで。

(これは市内のマンガカフェ)
萩尾先生との対談や、

フランスのバンド・シネ作家Marc Jailloux氏(古代ローマ&ギリシアの漫画を描いていて、私もポルトガル時代から読んでいたのでびっくり)との対談など、漫画営業の合間に入るイベントは贅沢過ぎるくらいのものだったのですが・・・

書籍市の会場から抜け出せたのはほんの一瞬でした。
パリの友達と会えたのもほんの一瞬。
日本へ向かう出発当日は、ソルボンヌ大学のそばにあるクリュニー中世博物館で古代ローマ浴場の遺跡を見ながらベルギーとスイスの新聞社のインタビュー。観光(?)出来たのは唯一この数時間だけですが、これがまた、セーヌ河岸にあるという地理的条件を考慮した実にオリジナルで面白い浴場でした。最後の一瞬でもここを訪れる事が出来たのは実に幸いです。
ローヌ川を境に北の地域では最大級のローマ遺跡、是非皆さまもパリへ行かれることがあったらお立ちより下さい。

しかし・・・
今から30年前、たった一人心細くこの異国の地をさすらい歩いていた14歳の私に是非、いづれこんな顛末が待ち構えているということを教えてあげたいものです。
ちなみに5月に放映予定の「情熱大陸」で、この時の様子が放映されるかもしれません。
「情熱大陸」についてはまた今度ゆっくりとご説明します・・・(放映は恐らく5月半ば)
一言。
忙しくても、大変でも、すっごく楽しかった。
「望遠ニッポン見聞録」発売に伴って、サイン会の実施が急遽決まりました。
--------------------------------------------------------------------------------------------
『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎・税込1,260円)発売を記念してヤマザキマリ先生のサイン会を開催致します。サイン会参加整理券は同書お買上げの先着120名様に配布致します。参加整理券ご希望の方はリブロ池袋本店別館地下1階文芸書売場レジにてお買上げ時に係員にお申し付け下さい。
なお、整理券はなくなり次第配布を終了致します。
※お電話等での整理券のご予約は承っておりません、ご了承下さいませ。
※サイン会当日、携帯・デジカメなどの写真・動画等の撮影はご遠慮下さい。
日時:3月21日(水)午後6時30分~
会場:西武池袋本店別館地下1階リブロ児童書前特設会場
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
http://www.libro.jp/news/#entry_id_2436
-----------------------------------------------------------------------------------------------
平日ですし、いきなりなんでアレですけど・・・
皆さまにお会いするのを楽しみにしております。
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『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎・税込1,260円)発売を記念してヤマザキマリ先生のサイン会を開催致します。サイン会参加整理券は同書お買上げの先着120名様に配布致します。参加整理券ご希望の方はリブロ池袋本店別館地下1階文芸書売場レジにてお買上げ時に係員にお申し付け下さい。
なお、整理券はなくなり次第配布を終了致します。
※お電話等での整理券のご予約は承っておりません、ご了承下さいませ。
※サイン会当日、携帯・デジカメなどの写真・動画等の撮影はご遠慮下さい。
日時:3月21日(水)午後6時30分~
会場:西武池袋本店別館地下1階リブロ児童書前特設会場
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
http://www.libro.jp/news/#entry_id_2436
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平日ですし、いきなりなんでアレですけど・・・
皆さまにお会いするのを楽しみにしております。
本日より発売中です(正式には9日から?)

2年ほどpapyrusという雑誌で連載していた「望遠ニッポン見聞録」
一冊の本に纏まりました。
中身は、日本を離れてしまった日本人である私が見た「日本」。
暮らしていたら見えない事が離れているといろいろ見えて来る・・・っていう内容ですかね、手っ取り早く言えば。
テルマエ・ロマエも結局は同じような立ち位置の発想で生まれたマンガですが、お風呂文化や日本人のお年寄りの人情なんかもそうですけど、暮らしていると特別に感じない事なのに、日本の外にいるとしみじみその良さや有難味が判ってくるものです。
まあ勿論良さや有難味もさることながら、日本を離れてしまったから感じる不思議だとか・・・感動したことだとか、びっくりしたことだとか。
なんでウォッシュレットの様なハイテク便所が生みだされたのかについての考察とか。
とにかくそう言った事を、日常生活の様子とともに色々とイラスト付きで書いております。
テルマエの単行本の間に挟んだ巻中コラム、あれがもっと広範囲の話題で書かれている、という雰囲気だと思って頂ければいいかもしれません。
皆さま宜しかったら是非!

ペン入れなど、単調な仕事をする時に私はたまにYoutubeでリオのカーニバルを見ます。
サンバのリズムと、エネルギー全開で踊りまくる人達を見ていると、自分のテンションも上がるからです(単純です)。

今年もついこの間2012年度のリオのカーニバルが終わったばかりですが・・・
色々と過去の動画を見ていて、どうしても何度も見返してしまう、物凄いエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバチーム)の動画を敢てアップさせていただきます。
最初から最後まで、1時間半近くありますので、暇な方限定かもしれませんが・・・
いや、でもこの2011年のUnidos da Tijuca(ウニドス・ダ・チジューカ)は特別印象的でした。
ハリウッドをテーマにした山車が目白押し!!
スターウォーズ

トランスフォーマー

アバター

ハリー・ポッター

ジョーズ
ジュラシック・パーク

インディ・ジョーンズ

・・・・その他いろいろ。
私は特に
ジョーズの山車と衣装に痛く感動しました。
自分が参加するのなら、俄然このジョーズに飲み込まれている人間の衣装を選びます!!

このプール付き山車の大掛かりなこと!!
しかも素敵な水着姿のオバサン付き!!
(動画では1時間5分くらいのところで現れます・・・)

その後にやってくるインディ・ジョーンズも映画のシーンそのものを山車の上で展開しています。
緩いトランスフォーマーといい、そのほかワケのわかならい物も含めて、ほんっとになんていうか、凄い。ハイレベルなのかおバカなのかその境界線が全然わからない所が最高です。

山車一個だけで何千万も掛るそうですが、優勝すれば賞金は1億円を超える額だそうです・・・そりゃここに参加する4000人近くのメンバーみんなに力が入りますよ。
ちなみにこの年、このチームはカーニバル開催前に火災で山車がダメージを受けた事もあって審査対象にはならなかったそうですが、今年2012年は見事優勝しました。
自分も初めてこのリオのカーニバルを見た時は、ふと気が付いたら朝になっていてびっくりしましたが、ほんとに色んな意味でブラジルのエネルギーは半端ありません。
体力も、向上心も、精神力も、そして想像力も。
私も頑張ろう。
そしていつかサメに喰われている衣装を着てここで踊りたい・・・
この映画では去年から既に沢山の賞を獲得しているジャン・デュジャルダンですが、やはりアカデミー賞でのスピーチとなるとそれはそれでまた思い溢れるものがあるのでしょうね。
喜びと興奮が許容範囲から溢れ出て、言葉よりも表情にそれが滲みでてしまっている感じが素敵です。
(途中で出て来るブラット・ピット夫妻や、監督のとなりに座るぺネロ―ぺ・クルスのどっしりと落ち着いた貫禄が印象的・・・)
かつて1999年にイタリアのロベルト・ベニーニが「ライフ・イズ・ビューティフル」で主演男優賞を獲得した時も、壇上のソフィア・ローレンから「ロベルト!!」と、まるで自分の親類の名前を口にしたように呼び出された彼の興奮の様にはしっかり感動しましたが。

(ロベルトの喜び過ぎ受賞スピーチ: http://www.youtube.com/watch?v=8cTR6fk8frs)
ジャンもロベルトも立派な俳優だったり監督であったりもあるのですが、それ以前に自分達の国では大人気のコメディアン。
その井出達だけで人を笑わせるオーラを持つ人達です。
文学でも何でも私にとってはそうなんですが、どんなにシビアな内容のものでもユーモラスという巧妙なテクニックを駆使するだけで物凄い幅と奥行きと色彩が付くもんなんですよね・・・
昨日寝る前に授賞式を見てしまったせいで興奮して全然眠れなかったので、本日は眠気と格闘しながら仕事をすることにします・・・
喜びと興奮が許容範囲から溢れ出て、言葉よりも表情にそれが滲みでてしまっている感じが素敵です。
(途中で出て来るブラット・ピット夫妻や、監督のとなりに座るぺネロ―ぺ・クルスのどっしりと落ち着いた貫禄が印象的・・・)
かつて1999年にイタリアのロベルト・ベニーニが「ライフ・イズ・ビューティフル」で主演男優賞を獲得した時も、壇上のソフィア・ローレンから「ロベルト!!」と、まるで自分の親類の名前を口にしたように呼び出された彼の興奮の様にはしっかり感動しましたが。

(ロベルトの喜び過ぎ受賞スピーチ: http://www.youtube.com/watch?v=8cTR6fk8frs)
ジャンもロベルトも立派な俳優だったり監督であったりもあるのですが、それ以前に自分達の国では大人気のコメディアン。
その井出達だけで人を笑わせるオーラを持つ人達です。
文学でも何でも私にとってはそうなんですが、どんなにシビアな内容のものでもユーモラスという巧妙なテクニックを駆使するだけで物凄い幅と奥行きと色彩が付くもんなんですよね・・・
昨日寝る前に授賞式を見てしまったせいで興奮して全然眠れなかったので、本日は眠気と格闘しながら仕事をすることにします・・・

今年のアカデミー賞にノミネートされた時点で興奮してこのブログでも取り上げましたけども。
フランスのコメディアン+俳優のジャン・ドュジャルダンがジョージ・クルーニーを差し置いて主演男優賞を受賞いたしましたとさ!!!
めっちゃくちゃ嬉しいんですけど。
まさかここまで嬉しい気分になるなんて、私ったら、実はそんなにこの人の事が好きだったのね・・・
思い起こせばまずこの南仏の黄色いバカサーファーをきっかけに彼の虜になり・・・

それからへんな007パロディー映画にはまり・・・

なのに深い感動を観衆に齎す一級の俳優要素も彼の中にはあるわけで・・・

多元的。

夫も認める私のジャン・ドュジャルダン熱。
アカデミー賞自体は別にそんなに関心は無いのですけど、かつてインドの「スラムドック・ミリオネア」が作品賞を受賞した時もこのブログに興奮したまま鼻息の荒い投稿をしましたっけ・・・
今回ジャン・ドュジャルダンの主演した「アーティスト」は主演俳優賞だけでなく、最高の賞である作品賞も監督賞も作曲賞も衣装デザイン賞も取って結局5冠。
フランス映画としては史上初。
結局アメリカにおける由緒あるアワードでアメリカ以外の国の映画が受賞をするという事に、ある種の気持ちの解放感を感じると言うのもあるんだと思います。

感無量。
執拗ですが、凄く嬉しい。

大盛況だったそうです!!
舞台物に関しては世にも厳しい観衆で有名なイタリア人が爆笑の嵐だったそうで。
ああ、よかった・・・・
この映画の製作に携わった全ての方達のただならぬ力量は評価されてしかり!

阿部さんと上戸さん、束の間のローマでこの満面の笑み!!!
あとは日本の公開日を待つのみです。ドキドキ・・・
ついでにこんな写真もアップしておきましょうかね。

しかし、皆本当日本人なのか!?
左から、ケイオニウスの北村一輝さん(4月からのNHKイタリア語講座は彼におまかせ!)、わたくし、エキストラのTeresaさん(初めはマルクス、その後ケイオニウスにぞっこん、間に私が割り込んだ)、マルクスの勝矢さん(あったかくてでっかくて男らしいマンモス西)、そして、リー・ヴァン・クリーフさん。あ、すみません、宍戸開さん(アフリカで原住民の人と狩に行ったりしてましたね、顔も中身も国境の無い男)
テルマエ・ロマエ、
イタリア語版も2巻まで刊行中!(まもなく3巻も出る予定、Amazon itで購入できます!)
間もなくフランス語版も発売されますよ。
ついでにイタリアとフランスでも上映して頂戴!!!

2月も既に半ばに差し掛かろうとしていますね。
日本へ遠征し、テルマエの関係者用完成試写会を見てからもう一カ月も経つわけですが、こんな調子だと4月28日の公開日なんてのは「あっ!?」という間に訪れるのでありましょう。
それにしても、凄い映画が出来てしまったものです・・・
沢山の方やメディアのインタビューで必ず「なぜこの漫画を描こうと思ったのですか」という質問受けますが、理由らしきものはいろいろあります。
中東のシリアみたいな未だに何千年前の様々な文明の遺跡がふつーに残っている場所に暫く住んでいたせいもあるでしょうし、イタリアに長らく暮らしていた事も、夫がも子供の頃からの古代ローママニアだったこともあるでしょうし。
リスボンに居た頃に心を奪われたHBOのドラマ「ROME」の影響もでっかいと思います。
でも何よりもまず、今まで暮らしてきたそれらの国々の家に風呂が無かった、これが最大の理由でありましょう。
子供の頃から銭湯や温泉が大好きだった私にとって、熱い湯に満たされた公衆浴場どころか湯船に浸かれない日々を強いられるというのは、過酷この上無い事なのでありました。

(↑日本でのロケ地だった栃木の北温泉)
そんなわけで脳内イメージとして、ある日アイロンがけをしていたら急に頭の中に沸き出した、古代ローマ人が日本の風呂に出て来るという「テルマエ・ロマエ」のイメージなんですが・・・・
この完成した実写版を見てまず何を最初に感じたかと言うと、それは
「これが、これが見たかったわけだよ、だから仕方なく漫画に描いてみるしかなかったわけだよ!!」
という感慨でありました。
原始の時代から、人は何かに強い欲求を感じると、絵にしてきました。
それを岩窟に描くのもよし。
石板に残すもよし。
フレスコ画にするもよし。
わたしは漫画という日本ならではの方式で、見てみたかった世界を描いてみた、と。
それを映画というものは、色鮮やかな実世界として表現してしまうわけです。
こんな当たり前過ぎることを、私は猛烈に興奮しながら感じ続けた、そんな試写会でございました。
いやーーーーーーー
すっごい出来栄え!!!!
何でこんなに見事に、いにしえの、2000年も昔の古代ローマ世界を再現できてしまうのでありましょうか!?
ローマのチネチッタのセットはまあ、何百億円掛ったHBOのドラマのお陰で凄い事はもともと周知でしたが、その後美術スタッフが日本で再現したローマ世界の完成度の驚くべき高さ・・・
やっぱ日本人って徹底的な職人気質の一筋縄じゃない器用民族なんだなあ~と痛感しました。
あともう、キャストの方々の素晴しさったら・・・・

全員素晴しい。
濃い顔のローマ人も平たい顔も全員。
余すところなく。
平たい顔に関しては、よくぞあんな漫画と同じお爺ちゃん達を集められたものだと感心してしまいます・・・

(こちらは平たくない平たい顔族↑)
そして何よりも上戸彩さんの存在がデカいです。
彼女の可憐さが備わってくれていなかったら、男の裸とじじむささと加齢臭に満ち満ちたこの映画は一体どういうことになっていたのでありましょうか。
いや、それもそれなりにいいでしょう、加齢臭男裸祭り映画。ただ、そこに別のテイストが加わることにより、更にその強烈さが強調されるのです。
ヒロインってのは実はとても大事なのだと言う事を思い知りました。
へんな例えですが、よくアラレで煮干しやアラレや昆布みたいなのが混然一体となって一つのパッケージに入っているのがあるじゃないですか。
あれって、しょっぱさや甘辛さやダシや、いろんな味覚を触発されてなかなか止められませんよね。
そんな感じですよ。
ただアラレばっかり食べているともっと別の味を欲してしまう。
テルマエでの上戸さんは当然甘味担当なのだけど、敷居の高い高級スイーツというよりも、日本人なら誰でも欲する懐かしく優しい甘さ・・・・こたつの上なんかに乗っている器に入ったおばあちゃんのお菓子の甘さ、的な感じ?
ほっ・・・とする甘さっていうか・・・ああ、これこれ、この甘さ!って感じの。そんなイメージです(無茶苦茶な表現ですみません)
可愛らしくて、セクシーで、しかもかなり変人(青年誌系マッチョ漫画家を目指すショールーム務めのマミちゃん)。
彼女のあの雰囲気じゃないと、ちょっと出来なかった役どころかもしれません。
ちなみに何度も言っていることですが、映画とテルマエ・ロマエⅣ巻の内容やキャストは全く関係ありません。 (まだあの4巻の急展開にそう思い込まれている読者の方たちが随分大勢いるみたいなんで)
まあ、そんなわけで、公開日まであと2カ月ちょっと。
監督もプロデューサーも制作に携わった全てのスタッフの方も本当に御苦労さまでした。
私の中に突如沸いた無茶苦茶な脳内イメージを、あんなにリアルに再現して頂いて、感激この上ありません。
それでは皆様、こうご期待!

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